ケータくんとクマくん、カンチくんが肝試しをやって、ケータくんが変態(ウィスパー)のせいで、怖がりのレッテルを貼られてリベンジをする話ですね。
昭和の妖怪の権威
妖怪ウォッチに限った話じゃないんですけど、今の子供ってもう昭和の妖怪には怖がらないのでしょうか。
そもそも妖怪ウォッチのおかげか何か、妖怪=友達になるものって勘違いしていませんか?
お話の中では、クマくんもカンチくんも古典妖怪に全くビビらないというお話(最後はビビッてリベンジ成功)なんですけど、妖怪のあり方が徐々に変わってきているなっていう事を感じました。
幼い頃に出会った妖怪。
自分が妖怪といったら、ゲゲゲの鬼太郎の夢子ちゃんが出てくる世代ですね。
ヘェヘェヘェ…ヘェヘェヘェ…ヘェーヘェーヘェー…の世代です。
当時(今でも)お化けとかのたぐいは非常に苦手です。
苦手なんですけど、気になって見てしまうのです。
ゲゲゲの鬼太郎も怖い怖いと思いながら見てたんですよね。
おそらく、姉を盾にした状態で。
で、その頃って妖怪に対して畏敬の念を持っていたんです。
おそれ、うやまう感じですね。
目に見えないけど、ものすごい力を持っていて、人の力ではもう何も出来ないものっていうイメージです。
今でこそ妖怪ウォッチを見て、妖怪かわいい!ジバニャンかわいい!ロボニャンに性的な何かをしたい!とは思うんですけど、ふと思うとそれって『妖怪』に対してじゃないかなって思うのです。
単にキャラを愛でてるだけですよね。
妖怪の在り方を考える。
そもそも妖怪ってなんだろなって考えてみました。
何も調べずに自分の考えだけで書いてみます。
・言葉や文字で説明が出来ないもの。
・災害や厄災。
・人の根底にある恐怖。
あげるときりがないので、これくらいにしますが…上記を具現化したものが妖怪なんじゃないかなって思います。
灯りもないのに夜中に何かが光った!→怖い、怪しい→妖怪。
全然雨が降らなくて作物が育たない!→困った、怪しい→妖怪。
そんな形で、人にとって都合の悪いものを妖怪のせいにして、なんとか鎮まりたまえってやってきたんですよね。
昔の恐怖、今の恐怖。
人にとって都合の悪いものって、時代と共に変わってきていると思います。
今は電気があって夜道でも明るいし、農作物の管理もそこそこ安定して行えてますよね。
安定して、都合が悪くなる事なんてないから、誰のせいにする事もなく、必要悪である妖怪の存在が必要なくなってしまったんじゃないかなって思います。
だから、古典妖怪といって出てきたところで、なんだろ?というくらいでしかないんでしょうね。
そういう意味では、妖怪ウォッチに出てくる妖怪はとても理にかなってる気がします。
今、平成で起こりうる都合の悪い物事がだいたい妖怪の仕業って事ですから。
もちろんそうじゃない妖怪もいますが。
恐怖の対象が変わったから、妖怪の姿も変わっていく。
きっと100年後にも妖怪っていると思うんですけど、その時はその時で姿形を変えているんでしょうね。
そういう意味で、古典妖怪…とっても面白かったです。
遠い未来ではロボニャンが出てくる様なので、その頃を楽しみになるべく長生きできたら…と存じ上げます。
~おまけ~
ム『ねぇねぇ…一時間残業してこの記事書いてるんだけど、これはヒゲのせいだよね?』
ヒ『ムラタくんのせいでしょ。俺、Angelo書いてって頼んでないもん。』
悪い何かがヒゲにとりついてくれれば、と切望します。
よしなに。