監督 : ピーター・ジャクソン
出演者 : マーティン・フリーマン (ビルボ・バギンズ) オーランド・ブルーム(レゴラス)
ホビット 決戦のゆくえのネタバレ感想とレビュー
トールキン著書『ホビットの冒険』の映画化三部作の最終章『ホビット 決戦のゆくえ』を見た感想をあれこれ書いてみました!!
※この感想は映画のネタバレもありますので、そういうのがイヤな方はこれ以上見ないことお勧めします。
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対スマウグ戦!!予想通り!?まさかの!?
火竜スマウグに奪われたドワーフの王国と財宝を取り戻すため旅に出たホビットのビルボ・バギンズとドワーフ一向。
前回の『ホビット 竜に奪われた王国』にて、やっとスマウグと対面・・・しかし金メッキプレイでスマウグがハイテンションになってしまい決着も付けず町に飛び立った所で終わってしまいました。
そして今作はそれの続きなのですが・・・なんと!!
スマウグはタイトルテロップが出る前に撃墜されます
簡単に説明すると
ドラゴンが町を襲う
↓
オヤジが戦う
↓
バーン、ドサッ
↓
ホビット ~決戦のゆくえ~
こんな感じで『ホビット 決戦のゆくえ』がはじまります!!
これだったら前作『ホビット 竜に奪われた王国』のラストでやってほしかたなぁ、正直言って消化不良で終わってしまったし。
シーン自体はドラゴンが町を襲う所や紅蓮に燃える街並みは迫力もありとても見ごたえがありました、これだけでもアクション系ファンタジー好きは見る価値があると思います。
まぁ冒頭でこれが見れるなら『ホビット 決戦のゆくえ』が逆にいえば豪華な作品になったのかも。
ドワーフ・エルフ・人間 連合 + ホビット VS 大オーク軍団
冒頭で火竜スマウグを倒してしまいましたが、今回のメインは取り戻したドワーフ王国をめぐっての勢力争いになります。
ドラクエの冒険的だった前回に比べ今作はほぼ合戦シーンがしめているのではないでしょうか?
ファンタジー乱戦が大好きな私にとってはまさに求めていた物がここにありました。
駆ける騎兵・守りを固めるドワーフ・荒れ狂うオークの群れ 等々 ハリウッドが金をかけたファンタジー乱戦は見ごたえがあります。
主人公側はドワーフ・エルフ・人間の連合軍となりそれぞれの戦い方をしますし、オーク軍団も武装がイロイロ違ったりバリエーション豊かな改造トロル達がいたりと見ていて飽きません。
合戦シーンにはひじょうに満足しております、DVDがでたら是非またじっくりみたいです。
ただ、血なまぐさい戦闘が多いので牧歌的ファンタジーや美麗系ファンタジーを求めてる人には合わないかも。
一つだけ文句を言わせてもらえばロード・オブ・ザ・リング系の映画は「敵の大群が来てピンチ!!」から「強い助っ人が来て一発逆転」ってパターンが多いのでここはもうちょっと原作とは違う感じに出来たらよかったなぁと思います。
スーパーレゴラス が 大活躍
前作でオリキャラのくせにホビットやドワーフよりも目立ってしまった反省からか、今回では中盤までおとなしかったレゴラス。
しかし後半では、今までためたうっぷんを晴らすかのように活躍します。
何をするかと言うとアクションをします スーパーマリオ みたいに。
空を飛んだりとピョンピョン飛び移るなど進化が止まらないレゴラス、戦闘も多く(1対1ならトロルなど相手にもなりません)今作でもレゴラスの活躍するシーンは充分堪能する事が出来ます。
アクションの事ばかり書いていましたが話しもビルボ・バギンズと黄金の欲に負けたドワーフの王子トーリンの友情はどうなるか等の面白い話はいっぱいあります。
でも、やっぱりファンタジーアクションやファンタジー合戦の集大成といっても過言ではない『ホビット 決戦のゆくえ』はファンタジー映像が好きって人には是非おすすめ出来る映画だと私は思います。