『ラバー/RUBBER』をおぼろレビューさせていただきます。
毎度おなじみ、huluさんにございました。『ラバー/RUBBER』。
ある日、意志を持ったタイヤが次々と人を殺していく!というとても不可解なあらすじです。
タイヤっていうくらいですから、人々が次々にぺちゃんこ(轢死)になっていくのか!?
と思いましたが、違いました。
タイヤが人を殺す…なのに轢(ひ)き殺さない。
【轢く】ひ・く
人や物などを車輪の下に踏みつけて通り過ぎる。 「車が歩行者を-・いた」
※Weblio辞書様を参考にさせていただいております。
ジャケットを見て判断したんです。
このタイヤ、でかいのだろう…と。
外国のどこかの大型トラックで使用するようなタイヤが意志を持って人々を襲うのだろう…と。
逃げ惑う人々をゴロゴロと追いかけて、ぺちゃんこミンチにしていくのだろう…と。
映画が始まって数分、意志を持ったタイヤが最初に出くわすのは缶(たしか)。
それを執拗に轢いて、ぺちゃんこにして、すごく満足げ。
で、次に出会うのがビン(だったと思う)。
轢こうとするのに、うまくいかず。
どうするのかな…と思って眺めいたら、タイヤがぶるぶるぶるぶる…と震え出して、次の瞬間ビンが破裂。
ム『!!?』
そのままタイヤは、轢かずに念力(のような何か)でひたすら破壊活動を続けていきます。
そして人間も轢かずに念力で破裂させて殺していくのです。
以下、予告動画ですが…予告でも既にネタばらし。
くりびつてんぎょうです。
※うっかりあべはんの業界用語が出ちゃうくらいのびっくり。
だんだんタイヤが愛おしくなる後半戦。
『ラバー/RUBBER』で起こることと言ったら、タイヤの移動、タイヤの破壊活動、…くらいです。
※謎のサイドストーリーもあるのですが、それは見てのお楽しみ…というか、見ても謎です。意味はなさそうです。
ひたすらころころころころ、たまにどかん…なんですね。
でも、途中からあらゆる行動に出てくるんです。タイヤが。
タイヤの一目ぼれ、タイヤのシャワー、タイヤのテレビ鑑賞、タイヤの行水などなど。
そこからなのでしょうか…タイヤに表情が出てくるのですよ。
あ、今タイヤ怒ってる…今タイヤときめいてる…今タイヤ、たそがれてる!!という具合に。
タイヤでこんなに感情を表現させるなんて、今までない作品だなって思いました。
そして、物語が進むにつれて、だんだんタイヤのことが好きになっている自分が生まれてきたことに気づきました。
恋…かな。
恋してた。タイヤに。
次、生まれ変われるなら、タイヤも悪くないかも…と。
タイヤコウカーン!で仮面ライダーにくっついたら…という妄想。
だいぶグロテスクなので、お子様にはオススメできない作品となっております。
でもね…やっぱり旬だったのでね…考えてしまいました。
仮面ライダードライブでこいつ出てこないかなぁ…って。
仮面ライダードライブはいろいろな特殊能力を持つタイヤを交換(タイヤコウカーン)することで、あらゆる戦法を繰り出すことができるのです。
もしや、ドライブって『ラバー/RUBBER』のオマージュ?
※オマージュの話をしたら、後ろからいのっちが『化粧品みたいっすね』って言ってました。それはマキアージュ。
仮面ライダードライブの最終回までに、このタイヤが出てきたら確信犯です。
その時、どんな効果を発揮するのか注目ですね。
とにもかくにも、一人でに動くタイヤには…ご用心。
よしなに。