カステーラ議長です。本日は、アジアカップの感想を書こうと思いましたが、Jリーグに問題が発生したようなのでそちらの個人的意見を書きます。
あくまで超ド素人の個人的意見なので、数分後には意見が全く変わっている可能性あります。
誰か詳しい人いたら教えてください。
※2015年1月17日 記事追記してます。
粉飾決算の愛媛FC、ライセンス剥奪は回避へ
http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52114909.html
コメント欄にも「クラブライセンス剥奪か?」とか「クラブライセンス剥奪すべき!」とか書いてあります。
ほんとぉ?
まずクラブライセンス制度のおさらい
まずはJリーグのクラブライセンス制度を見てみましょう。
http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/pdf/clublicense2014_02.pdf
ここでは、問題となっている財務基準に絞ってみてみます。
2-5〔財務基準の運用細則〕
3.判定
(1) ライセンス申請者が以下のいずれかの状況である場合は、基準F.01 は満たさないものとする。
① 提出書類の内容が虚偽であったとき(中略)
(2) 提出された財務諸表に基づいて審査を行い、以下のいずれかに
該当する場合は基準F.01を満たさないものとする。① 3期連続で当期純損失を計上した場合。ただし、判定は2012年度決算より開始し、それ以前の年度は判定対象としない
② ライセンスを申請した日の属する事業年度の前年度末日現在、純資産の金額がマイナスである(債務超過である)場合。
ただし判定は 2014年度決算より開始し、それ以前の年度は判定対象としない
③ Jリーグからの指摘に基づき、過年度の決算の修正が必要となった場合において、過年度の決算を修正した結果、前2号に示す事態となった場合
著者注:基準F.01→財務基準
財務基準が満たされない=クラブライセンスが発行されない=チームがJリーグにいる資格を持っていないとなります。
上記のまとめると
1)提出書類の内容が虚偽であった場合
2)2012年~2015年で3期連続当期純損失を計上した場合
3)2014年度末において債務超過になっていた場合
4)Jリーグから直すように言われて、直した結果債務超過になった場合
以上が認められたとき、クラブライセンス剥奪ということになります。
クラブライセンスは剥奪されるのか?
超個人的結論=(おそらく)ないです
以下、超個人的見解を示します。
参照は会見全文
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201501160002-spnavi
1)の基準に引っかかっているじゃないか(呆れ)
今回愛媛FCが行った不正な会計処理は「虚偽」です。
文言をそのまま当てはめるとライセンス基準は満たして無いように見えます。
但し、この基準では非常にあいまいにしか書いていないので提出されたときに虚偽なのか?過年度についても適用があるのか?もしくは重大な虚偽なのか?軽微な場合はどうなのか?
明確に書かれてないです。
なので、ここの部分を持って即ライセンス停止というには少し厳しいすぎると思います。
2)の基準に引っかからないか?
自分も最初勘違いしていましたが、会見を見てみると
平成24年度 合計で3300万円強の「赤字決算」
平成25年度「収入・支出合わせて」約6000万円弱の修正(赤字とは言っていない)
と言っています。
そのため、平成25年度は赤字ではないと思われます。会見でも
「平成24年度が赤字だったとしても、1年だけならライセンスが交付されないということはない」
とも言ってますね。
財務情報の修正版がどこにもないので、確実なことは言えませんがここはクリアしているのだと思います。
※2015年1月17日追記
こちらの記事で、はっきり赤字って書いてありますね。
愛媛FCが不適切会計 12・13年度赤字に
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150116/news20150116817.html
12年度の営業損益は51万7000円の黒字が3362万3000円の赤字に、13年度は153万7000円の黒字が5984万2000円の赤字になった。14年度は431万円の黒字となる見込み。
3)の基準はどうだろう?
財務のストック部分に関しては前年度からほぼ動きがないと思われます。
前期(2013年度)に純資産が1億8400万計上されているので、問題ないよと言ってますね。
2014年度にこの純資産の部分1億8400万が吹っ飛ぶような出来事がでてきたらアウトですが、さすがにそれはないでしょう。
1年で1億以上の負債を抱えたことになりますから。
というわけで
結論:財務基準に関しては(おそらく)問題ない
↓
そのためクラブライセンス剥奪は(おそらく)ありえない。
個人的推測という名の妄想
愛媛FC 会計担当者激務 or 精神が病む
↓
全然処理が追いついていないのに、上司に報告
↓
よく見てみると平成24年度赤字
↓
あ、やべ。でも来季の金とかどうせ入ってくるんだから来期分を入れとくか。
とかですかねぇ。
あくまで妄想です。
なぜ、剥奪とかの話になったのか?
おそらく元凶はこの記事
愛媛、1億円の粉飾決算=ライセンス剥奪は「回避」-J2
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501/2015011600868&g=spo
12年度は約3400万円、13年度は約6000万円のそれぞれ赤字決算だった。
12年度は約3400万円、13年度は約6000万円のそれぞれ赤字決算だった。
12年度は約3400万円、13年度は約6000万円のそれぞれ赤字決算だった。
会見全文みてもどこにも、それぞれ赤字っていってないぞ。
時事通信いいかげんにしろ。
自分も
じゃ、今期赤字ならアウトじゃんと思いましたもの。
しかも、2014年は400万しか黒字になってなくて、
2012年 3400万
2013年 6000万
も赤字になってたら再調査したら「絶対粉飾してるわ」ということになりますもんね。
でも、2013年は赤字にはなってないと思います。
※2015年1月17日追記
これも、愛媛新聞社の記事内容からでは自分が頓珍漢なこといってることになります。
Jリーグ規則に関しては明確に違反
但し、会見でもでてますがJリーグ規則に関しては明確に違反してます。
https://www.j-league.or.jp/aboutj/document/2014kiyakukitei/02.pdf
虚偽の報告をしたというものです。
それでも、会見で「1000万円以下の制裁金」という例を出してるのでそれより重くなったとしても、ライセンス剥奪まではいかないでしょう。
怖いのは、あの某チェアマンが妙に正義感を出して必要以上に重い処置を取ろうとしてくることですかね。
本日のカステーラ議長の演説
逃げの結論としては、とにかく不透明な部分が多すぎるので、現状何も言えないということですね。続報を待ちましょう。
※2015年1月17日追記
全然続報じゃないです。
ちゃんと調べてないだけの可能性大ですね。すみませんでした。
平成25年が6000万近い赤字なら、営業損益の10%以上修正ということになるんですが、それでも監査意見は「適正」になるんですかね?
それとも過年度決算修正で、問題ないってなるんでしょうか?
ホント不明です。