アジアカップ2015が開幕し、日本vsパレスチナが昨日行われました。
本日はその感想を書こうと思います。
フリーマンとしての遠藤は「さすが」の一言
長谷部をアンカーにおいたことで、ザックジャパン時代よりも遠藤が前線に重きを置けるようになっていました。
J2時代に「FW遠藤」でも問題なくやってましたし、ヘタにポジションを決めすぎるより自由にやれる方が遠藤の能力を引き出すには一番いいのでは?と個人的には思っています。
インサイドハーフで、さすがに完全なフリーマンというわけにはいかないですが、キーになるところで、ボールに絡んでくる遠藤は見ていてさすがの一言でした。
まだ、安定していないポジションの選手、コンディションの上がっていない選手を90分使うことができた。
本来アンカーポジションをやっていない長谷部やコンディションが上がりきっていない本田、香川を練習でなく、実践で90分使うことができたことは、1か月近いカップ戦を行ううえ重要になってくると思います。
選手交代を見ていても
乾 →清武
遠藤→武藤
岡崎→豊田
と遠藤、岡崎のポジションは安定している(アギーレ自身が試合の計算できる)選手で他の選手を見るための交代と思っています。
これによってチーム全体の活性化を初戦ではかれたことは非常にいいことです。
しっかり修正すべき点も見つかる。
一方で、中東特有の素早いカウンターからのスルーパスも何回か仕掛けられていました。
基本的にはディフェンスがしっかり守っていましたが、決勝トーナメントにあがってくるチームは今回のパレスチナよりもカウンターされる回数も多いし、相手選手の能力も高い選手が多いと予想されます。
また、後半一人退場者を出してから、ボールを支配していても点数が取れなかったというのも課題の一つになるかと。
ここら辺は、今後修正してくると思います。
ということで、カップ戦としては最高の出だし
まとめますと
- 難しい初戦でしっかり格下相手に大量得点と勝ち点を手にし、失点もなかった
- 調子の上がっていない選手、ポジションに慣れていない選手を90分使うことができた
- 控え選手も使うことができた
- 今後の課題点もはっきり見えた
ということでしょうか。