脅迫の名のもとに。

それは蝉が鳴き始めた初夏の事でした。

隣のデスクのPCで、ひたすら『めがねのオヤジ』と『パーマのおばちゃん』が描かれていたのです。

クライアントからの問い合わせ。
必要なデータの集計。
納品する品物の手配。

いろいろやる事があるのに、何故か気になってしまうオヤジさんとおばちゃん。
何の気なしに聞いてみたのです。

『なんだい?それは』

オヤジさんとおばちゃんを描き続ける弊社デザイナー(以後:ヒゲ)が答えてくれました。

『開発中のアプリのキャラをだね…』

オヤジさんとおばちゃんの正体は開発中のアプリのキャラだという事が判明。
いろいろお話を聞かせてもらい、なるほどねー…と遊び心で描かれたオヤジさんとおばちゃんのプロフィールを書いてみたのです。

きっと、その時にヒゲは思ったことでしょう。
『鴨がネギ(坂東ネギ)を背負って自分からのこのこやってきやがった…』
と。

もともとオヤジさんとおばちゃんのプロフィールだけのつもりだったのです。
しかし、ヒゲが。
無駄に特保なドリンクを飲み続けるヒゲが、次々に仕事を振ってきたのです。
アプリの紹介文、キャラクターのストーリー、その他キャラの設定などなど…

ある日、ヒゲは恐ろしい事をぬかしました。

『文面協力してくれたお礼に、アプリのスペシャルサンクスでフルネーム入れるよ☆』

よもやの事態でした。
犯罪に手を染めてはいないのですが、人様に誇るべき人生を歩んできたわけではありません。
むしろ、恨みを買う様な人生だったかもしれません。
そんな自分の名前が、さらりと掲載されてしまうなんて!!

後生ですから、フルネームの掲載だけはご勘弁いただきたい。
冗談めかして言っているのはわかっているのですが、冗談半分にやりかねないとも思ったのです。

フルネームを載せない。
そういう約束で、このたび本サイトのブログ、その他を担当させていただく事になりました。
ムラタです。

今後、自分を含めた全ての人々がほんのり明るい未来を歩める様に記事を書かせていただきたいと思います。

よしなに。

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