【ミロ日記】緑の君がたたずむ、あの丘(陳列棚)で。

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懐かしい甘い記憶と、晩秋の風。

ミロという飲み物があります。
MILOです。

ネスレ社で販売している緑パッケージのココアみたいな飲み物です。
そのパッケージにはだいたいスポーツしているキッズが印刷されています。
11月第三週、ボジョレーヌーボー解禁直前に無償にミロが飲みたくなりました。

再会は陳列棚にて。

もともと暑がりで、11月に入るまで半袖党で生きていた自分も長袖党にこっそり入りました。

麦茶で生き抜ける季節(じだい)も終わり、そろそろ暖かい飲み物でも…と思い、スーパーの粉飲料コーナーに立ち寄ったのです。

そこで発見。ミロ。
ミロ、明らかに浮いてるんですよね。

だいたい粉飲料の陳列棚って、チョコレート色、コーヒー色、紅茶色じゃないですか。
その中で色鮮やかな緑…もとい、グリーンなんですよ。

ここだけ春なの?新緑なの?っていうくらい、目立ってます。

そんなミロを見つけて…まだあったんだー懐かしいなーって思ったわけです。

その日は何も購入せずに『下見』で済ませました。
だってまだ我が家に薄茶糖があったから。薄茶糖、大好きです。

我、ミロヲ欲ス

翌日、ミロを購入しなかった事への後悔に苛まれました。

買っておけばよかった。
ミロ…飲みたい…。

ミロの思い出をひょこっと記憶の倉庫から出してしまったばっかりに、一日中ミロについてあれやこれやを思ってしまいました。

よし、ミロ買おう。
それで、ミロ飲もう。
ミロ飲んで、記事書こう。

…でも、自分には出来ませんでした。

ミロが買えなかったのです。

ミロ故に生まれてきた事を呪う…

我慢をする人生でした。
欲しがってはいけない、そうやって生きてきたのです。

それ故に、軽はずみに何かを欲しがる子を小馬鹿にして生きてきました。
『あー、我慢出来ないんだー…ガキだなー』って。

本当は欲しいのに手に入らないから、手に入れられる人への嫉妬を見下す事に変換して自分を保ってきたのです。

そんな自分がですよ。
もうだいぶ大人になって、一人であれこれ買える様になって…お金あるからミロ買おう♪とか!!!

レジ通す時に店員さんに
『この人、大人なのに大人の経済力を使って子供の健康と発育を促すミロ買うんだ、買っちゃうんだ…我慢出来ない大人…ぷw』
って思われるのが嫌だったのです。

一度は手に取ったミロ。

再び棚へ戻しました。

その日は牛乳だけ買って帰りました。
いつでもミロを迎える準備だけはしようって思ったのです。

社内で相談をしました。

ミロが飲みたいけど、買えないって。
恥ずかしくて買えないって、相談しました。

喫煙所にいたおしずさんとヒゲに。

当たり前の様に
『買えばいいじゃん!』
って言われました。

わかってます。
買えばいいんです。
でも、どこかでためらっている自分がいる。

これ、…森永のココアだったら普通に買えるんですよ。
ココアだし。

ミロだから買えないんですよ。
少年時代のね、罪深き味がする様で。

ミロが欲しいと思い始めてから数日、今までの過去とすごく向き合っています。

何か引っかかるものがある。
ミロには。
自己分析が始まりそうな予感です。

たかがミロ、されどミロ。

たった今、ヒゲに
『ミロ記事、長くなりそうだから、連載していい?』
ってメールしておきました。

『いいから早くミロ買えよ』
そんなメールが届く近い未来が見えます。

今日にでも、ミロ買えたら…と思います。

よしなに。

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