【スナック茜】手裏剣戦隊。

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ようこそ、いらっしゃい。スナック茜へ。

会社の総務部(一人)を一人で切り盛りしている茜ママ。
甥っ子がかわいくてしかたない茜ママ。
運動会でがんばった甥っ子がおりがみをもらったそうです。

手裏剣戦隊。

甥っ子が運動会でがんばったごほうびに、アンパンマンのレジのおもちゃを買ってあげたの。
4000円くらいだったかしら。

がんばったんだもの。
ふんぱつして当然よ。

でも、甥っ子は別の女をとったわ。

アンパンマンのレジのおもちゃを買ってくれる茜お姉ちゃんよりも、5枚しか入ってないおりがみをくれた幼稚園の先生の方が好きだって。

ちょっとショックだった。
私はそう、おりがみに負けた女。

そんな因縁がこもったおりがみで遊んだの。甥っ子と。

まだおりがみで何も折れない甥っ子。
私は最近甥っ子がはまっている『手裏剣戦隊ニンニンジャー』を思い出して、手裏剣を作ることにしたわ。

『はい、おまんじゅう。』
甥っ子がおりがみをぐしゃっとつぶして、私にくれた。

私は丁寧にそれを伸ばしてから、二つに裂いて、手裏剣にした。

最初、風船も作ったの。
でも、すぐに甥っ子が握ってぐしゃっとなった。

だからそれも丁寧に戻してから、二つに裂いて、手裏剣にした。

5枚のおりがみは全て手裏剣になった。
一枚を裂いて、折って、かなりエッジのきいた手裏剣にした。

5組の手裏剣ができて、ニンニンジャーごっこでもするのかな?って甥っ子を眺めてた。
どの配役かしら。
ムラタくんが嫌いなシロニンジャーじゃありませんように。

そしたら、甥っ子は私が買ってあげたアンパンマンのレジごっこセットを持ってきたの。

てっきりモモニンジャーをやるのかと思っていたのに、私に渡されたのはお客さんの役だった。

『10えんです』

手裏剣を売り出した甥っ子。
しかも10円。

私はおとなしく10円を差し出すふりをしたわ。
くださいな♪って。

『ちがうの!』

否定された。

何がちがうのだろうと思っていたら、10円は手裏剣だった。
彼の国では1手裏剣=10円という相場になってた。

丁寧に作った手裏剣はニンニンジャーになることなく、安い通貨で幕を閉じた。

そう、私はおりがみに負けた女。
税込10円の安い女。

かしこ。

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