ようこそ、いらっしゃい。スナック茜へ。
会社の総務部(一人)を一人で切り盛りしている茜ママ。
今日は茜ママ、肘がちょっと痛いみたいです。何か球技でもしたのでしょうか。
聞いてみたところ、肘の痛みとは関係ないお話を始めてくれました。
サー。
卓球部に所属してたの。
中学の時。
好きな人が卓球部に仮入部してて、じゃあ私も!って行ってみたら、その好きな人はテニス部に行ってた。
後戻りはできなかった。
私がうっかり入ってしまった卓球部、すごく強いみたいなのね。
県大会行っちゃう!みたいな。
そんなところに、運動もロクにやってない私が入部してしまった。
入って三年間。
私はずっとベンチだった。
でもいいの。
ベンチを温めるのが私の部活スタイル。
他にも球拾いをそつなくこなすのが楽しみでもあったの。
ただね、県大会に行くようなところなのよ。
部のスタイル自体がね、とんでもなかった。
まずね、ハチマキをしてた。
試合前とか、試合になると黒地に紫の文字で『全力を尽くせ!』って書いてあるハチマキをしてた。
強制だった。
どうしてこの色合い?と思いながらも、私は従った。
従うしかなかった。
Yes…sir。
あとね、卓球って物静かにことが運ぶと思うじゃない。
かこんかこんって。
それを打ち消すかのようにね、掛け声がすさまじいのよ。
サー!
一本とるよー!
なんていうのは当たり前。
一本とれた時に『ヨッシャー!』ってガッツポーズをしないといけないんだけど、私は顧問に何度も『喜びが足りない!』って叱られた。
精一杯喜んでたつもりだったんだけど、顧問には全然届かなかった。私の思い。
そして忘れない。
私は試合に出ていなかったのに、気合も応援も足りなかったって顧問にビンタをされた。
生徒たちが全員並んで、ぱちーん!ぱちーん!って順番にビンタされていって、私も!?って思いながらビンタされた。
屈辱だった。
そんな三年間の卓球の思い出。
私は試合にほぼ出ていない。
だから、卒業アルバムには、応援している私だけがぼやけてうつっているだけ。
…卒業アルバムには、ぼんやりした私がうつっているだけ。
かしこ。
コメント
昔、福原愛のサー!がメディアに凄く取り上げられてて、卓球やってた身からすれば、別に普通じゃんと思っておりました(‘(ェ)’*)
『喜びが足りない!』って叱られたってトコだけみると、演劇部か!?と思うほどの熱烈ぶりですね。わたしはマッタリやってました。
今度ぜひお手合わせを(‘(ェ)’;)
あら…。
いるぞうさんも卓球を?
じゃあ、是非今度しなびた温泉で卓球をしましょうか。サー。
ちゃんと浴衣で。
その時、BRRRN♪ってなったら…ごめんなさいね。